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LSA 保護モードの有効化 のバックアップ(No.5)


・Pass the Hash

LSA 保護モードの有効化

利用可能OS

Windows 8.1、Windows Server 2012R2以降

Active Directory 要件

なし

機能

LSASS プロセス (Lsass.exe) に読み込まれるプラグインは認定された署名を必要とすることで、プロセスを保護します。

効果

LSASS プロセスに対する悪意のあるプラグインやコードの挿入を防止し、プロセスが保持している資格情報の窃盗を防ぎます。

注意事項

LSASS プロセスへの攻撃すべてが防げるわけではありません。LSASS 以外に保持されている資格情報の保護は対象外です。
また、現在利用中のプラグインがエラーになる可能性があります。対象はスマートカードドライバー、暗号化プラグイン、パスワードフィルターなどです。事前に監査ログを設定し、利用中のプラグインをイベントから確認し、障害を回避します。

関連情報

追加の LSA の保護の構成 https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/dn408187(v=ws.11).aspx

設定方法

単独のコンピューターに LSA の保護を有効にする

  1. レジストリ エディター (RegEdit.exe) を開き、次の場所にあるレジストリ キーに移動します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa
  2. レジストリ キーに次の値を設定します。"RunAsPPL"=dword:00000001
  3. コンピューターを再起動します。

グループ ポリシーを使用して LSA の保護を有効にする

  1. グループ ポリシー管理コンソール (GPMC) を開きます。
  2. GPO を右クリックし、 [編集] をクリックしてグループ ポリシー管理エディターを開きます。
  3. [コンピューターの構成]>[基本設定]>[Windows の設定]>[レジストリ] を右クリックし、 [新規] をポイントして、 [レジストリ項目] をクリックします。 [新しいレジストリのプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
  4. [ハイブ] の一覧で、HKEY_LOCAL_MACHINE をクリックします。
  5. キー パス 一覧の SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsaを参照してください。
  6. [値の名前] ボックスに「RunAsPPL」と入力します。
  7. [値の種類] ボックスで、 [REG_DWORD] をクリックします。
  8. [値のデータ] ボックスに「00000001」と入力します。
  9. [OK] をクリックします。

LSA の保護の確認

[イベントビューワー]> [Windows ログ]>[System] ログで次の WinInit イベントを検索し ます。

  • 12: LSASS.exe がレベル 4 で保護されたプロセスとして起動されました

リンク

追加の LSA の保護の構成:https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-server/security/credentials-protection-and-management/configuring-additional-lsa-protection